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救急車の中と資器材
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救急車の中を見てみよう

大阪市消防局には79台(平成29年4月1日現在)の救急車があり、25署と本部に配備されています。大阪市消防局の救急車は、全て高規格救急車です。
救急車の中には、傷病者を医療機関に搬送するまでの間、救命処置などの応急処置を施すために、さまざまな装置や資器材が配備されています。

救急車の中をボジョレーが
360°動画で解説



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救急車の中VR画像

救急車に配備されている
資器材をくわしく見てみよう!

吸引器
【吸引器】きゅういんき
吸引器口腔内の異物や粘液を除去します。
患者監視装置
【患者監視装置】かんじゃかんしそうち
患者監視装置除細動をはじめ血圧や血中酸素飽和度(SpO₂)及び心電図を測定する機器。患者の体の状態を調べるために使う。持ち運び可能。
人工呼吸器
【人工呼吸器】じんこうこきゅうき
人工呼吸器心肺停止している傷病者へ自動で人工呼吸が出来る装置。
ゴム手袋・ペーパータオル
【ゴム手袋・ペーパータオル】ごむてぶくろ・ぺーぱーたおる
ゴム手袋・ペーパータオルゴム手袋は、血液や不潔なものなどに直接触らないためにつける。ペーパータオルは、主に車内についた血液などを拭くためのもの。
自動輸液ポンプ
【自動輸液ポンプ】じどうゆえきぽんぷ
自動輸液ポンプ転院搬送など一定の点滴速度や輸液量を設定し、自動で輸液を維持する機器。
ネット包帯
【ネット包帯】ねっとほうたい
ネット包帯頭や腕など負傷した部位にガーゼなどを固定させるときに使う。
マンシェット
【マンシェット】まんしぇっと
マンシェット患者監視装置で血圧を測定するのために腕に巻くもの。サイズ違いが5種類ある。
酸素マスク(6種類)
【酸素マスク】さんそますく
酸素マスク成人用3種類と小児用3種類がある。
輸液セット
【輸液セット】ゆえきせっと
輸液セットか点滴をする時に、点滴から腕に刺された針までをつなぐチューブ。
ライト
【ライト】らいと
ライトバックドアを開けた際や、出産に備えるために使うライト。
収納ボックス
【収納ボックス】しゅうのうぼっくす
収納ボックス車内の至る所に収納ボックスがある。
酸素マスクや気道確保をする機材を収納。また、外傷を手当てするガーゼや包帯、熱傷や出産に対する機材も収納。更に固定するシーネ(副子)やネックカラー、バックボード、屈折担架も収納。
除細動器
【除細動器】じょさいどうき
除細動器心肺停止傷病者で心室細動などの除細動適応する場合に電気ショックをする機器。持ち運び可能。
加湿酸素流量計
【加湿酸素流量計】かしつさんそりゅうりょうけい
加湿酸素流量計酸素投与が必要な傷病者へ酸素を一旦水に通した後酸素マスクに送る機器。
救急バッグ
【救急バッグ】きゅうきゅうばっぐ
救急バッグ救急現場に到着した時に、現場に持って行くバッグ。
酸素ボンベ、酸素マスク、気管挿管のための器具や薬剤などが入っている。
ネックカラー
【ネックカラー】ねっくからー
ネックカラー交通事故など首の痛みを訴える患者等、頸椎損傷が疑われる際に、首を固定させるために使う。
運転席
【運転席】うんてんせき
運転席運転席には機関員、助手席には隊長、後部座席には隊員1名の計3名が乗車。
①サイレンをならすボタンなど
「ピーポーピーポー」「ウーウー」「救急車が交差点に進入します」「救急車が右に曲がります」などのサイレンを鳴らすボタンや音量を調節するつまみなどがある。
②車載無線機
指令センターからの追加の情報や署に帰る途中に入る救急指令を受けたり、指令に答えたりするもの。
③ANSINシステム
消防局・消防署・出張所・関係機関・消防車両などを高度な通信システムで結び、すべての情報を収集し、伝達、処理などを一元かつ効率的に運用することができる総合ネットワークシステム。
GPSを使って災害現場から一番近い消防車両に指令ができたり、災害情報を本部とやり取りしたり、病院情報がリアルタイムに分かったり、多機能なシステム。

④マイク
救急隊員や機関員が周囲の車両や歩行者に対して注意を促すために使う。
⑤電流計および電圧計
救急車には電気を使う資器材が多くあるため、バッテリーは普通の自動車よりも多く積んでいるが、バッテリーの状態を常時見て管理できるように電流計と電圧計がついている。
車載無線機
【車載無線機】しゃさいむせんき
車載無線機車に積載されている無線機。災害出場中に追加情報があるときや、病院からの引揚中など消防署に待機している状態でないときに災害指令が入った際、消防本部(指令センター)と通話するためのもの。
梯状副子(ていじょうふくし)
【梯状副子】ていじょうふくし
梯状副子骨折などにより動かすと痛みが生じる時に患部を固定するためのもの。
スポンジの中に金属が入っており、自由自在に形を変えることで負傷部位に密着させることができる。
ストレッチャー
【ストレッチャー】すとれっちゃー
ストレッチャー傷病者を乗せて救急現場から救急車まで、及び救急車から病院の処置室まで搬送するためのもの。ベッド部分と台車部分を取り外すことができ、ベッド部分は車椅子のように組み立てることができる。背もたれが4段階、脚部は2段階に調節でき、患者の状態に合わせて半坐位などもできる。
また、点滴を吊り下げることができる棒もついている。
その他、傷病者を安全に運ぶための
資器材も配備しています

ロングバックボード
【ロングバックボード】ろんぐばっくぼーど
ロングバックボード全身を固定するためのもの。
事故現場からの救出時や脊椎を固定するときに使う。
スクープストレッチャー
【スクープストレッチャー】すくーぷすとれっちゃー
スクープストレッチャー骨盤骨折や大腿骨頚部骨折(太もも付根)などによって、傷病者が少しでも体を動かすと痛がるときに使用する。担架を2つに割って、患者を掬うように収容する。
屈折担架
【屈折担架】くっせつたんか
屈折担架歩けない患者を乗せて救急車まで運ぶためのもの。車椅子のようなもの。
布担架
【布担架】ぬのたんか
布担架傷病者を室内から屈折担架やストレッチャーに移動させる(運び出す)ために使う。
現場に到着したら
救急車が現場に到着したら、
救急隊員は「救急バッグ」と「除細動器」を
持って傷病者のもとへかけつけます。
気管挿管と輸液のセット
【気管挿管と輸液のセット】
救急救命士はこれらの器具を使って傷病者に救急救命処置を行います。
気管挿管と輸液のセット
①経鼻エアウェイ
鼻の中に入れて気道確保するもの。
②経口エアウェイ
口の中に入れて気道確保するもの。
③気管内チューブ専用固定用具
気管内に挿入したチューブを固定するもの。
④潤滑ジェル
気管内に挿入するチューブに塗り、滑りを良くするもの。
⑤聴診器
心臓、肺、血管などが発生させる音を聞くもの。
⑥ビデオ喉頭鏡
口の中に入れて、喉の奥の映像を見て、気管内にチューブを挿入するためのもの。
⑦酸素マスク
呼吸状態が悪い傷病者につけて酸素を吸ってもらうためのもの。
⑧マギール鉗子
口の奥に詰まった物を取り除くためのもの。
⑨咽頭鏡
口の中に入れて喉の奥を直接見るためのもの。
⑩呼気終末炭酸ガス濃度測定器
呼吸が停止した傷病者に対し人工呼吸を実施した際、換気に伴う動脈血中の二酸化炭素の濃度を測定するもの。
⑪気管内チューブ
呼吸が停止した傷病者に対し、直接気管に挿入し気道確保するもの。
⑫食道閉鎖式エアウェイ
呼吸が停止した傷病者に対し、食道にチューブを挿入し先端及び喉の部分の風船を膨らませて気道を確保するもの。
⑬まくら
気管内チューブを挿入する際に喉の奥を見やすくするためのもの。

気管挿管の輸液のセット
⑭血管に刺すための針
⑮アドレナリン(強心剤)
⑯針廃棄ボトル
使用後の針を捨てるためのボトル。
⑰駆血帯
針を刺すために血管(静脈)をうっ血させるもの。
⑱乳酸リンゲル液
心肺停止やショック状態の傷病者に行う点滴。
⑲ブドウ糖溶液
⑳血糖測定器及び針
血糖値を測定するために指先に刺して血を出すためのもの。
㉑滅菌ガーゼ
酸素ボンベ入り
【酸素ボンベ入り】
傷病者に酸素を送るための資器材が入っています。
酸素ボンベ入り
①インハレーター
②に酸素を送るためのチューブ。②から減った分の酸素を充てんできるもの。
②バッグバルブマスク
患者に酸素を送るためのもの。袋部分を揉んで酸素を送る。
③酸素リザーバーバッグ
①と同じものだが、③の内部を常に酸素を満たすようにするため、酸素は出しっぱなしとなる。
④人工呼吸用マスク
②に接続し、傷病者の鼻と口を覆って酸素を送るもの。
外傷用
【外傷用】
外傷を処置するための器具が入ってます。
外傷用
①はさみ
服を切ったり包帯を切るためのもの。
②ネット包帯
頭や腕などをおおうためのネット型の包帯。
③滅菌ガーゼ
止血や傷口が空気にふれないように被覆処置を行うために使う。
④吸水シート
血液などを吸ってくれるシート。出血が多い時に血液汚染を最小限おさえるために使う。
⑤生理食塩水
負傷しているところの血液などを洗い流すためのもの。
⑥三角巾
止血や傷口をおおったり、固定したりするために使う。
⑦アイスパック
体温が異常に高い時などに体温を下げるために使う。
⑧アルミブランケット
体温を保温するために使う。
出産用
【出産用】
出産に対応するための器具が入ってます。
出産用 ①バッグバルブマスク(新生児用・小児用)
赤ちゃんに酸素を送るためのもの。袋部分を揉んで酸素を送る。赤ちゃん対応の小さいサイズになっている。
②はさみ(滅菌済み)
臍帯を切るために使う。
③タオルケット(滅菌済み)
新生児を保温するために使う。
④滅菌ガーゼ
止血やからだを拭き取るために使う。
⑤アルミブランケット
新生児を保温するために使う。
⑥臍帯クリップ
臍帯を切るときに使う。
⑦生理食塩水
新生児についている羊水や血液を洗い流すために使う。
⑧吸引器(手動)
新生児の口の中の羊水などを吸引するためのもの。
除細動器
【除細動器】
救急バッグといっしょに現場に持って行く「除細動器」は、私たちが使うAEDとどこがちがうの?
除細動器 AEDは自動体外除細動器(Automated External Defibrillator)といって、除細動器の一つですが、動作が自動化されています。だから私たち一般市民でも簡単に使用することができるのです。
救急隊員が使う「除細動器」は、パットを貼り電気ショックで除細動するだけでなく、心電図を測定し、モニター画面で心電図波形を観察することができます。


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